2015/01/23ひとりごと

留学経験者はポンコツらしい。ポンコツでも経験は経験

 

お昼休みにツイッターのＴＬに流れてきた

 

「留学経験者はポンコツばかり」グローバル人材採用担当の嘆き

 

の記事を読んで、留学経験者の1人として思った事を書いてみようと思う。

 

まず、初めに言っておくのは！！僕は中国に留学していました。

 

 

社会人になって思うのは、同じ留学でも『イギリス留学』と『中国留学』では、ビックリする程の格差がある。

 

ドッチが上？そんなもん決まってんだろ！！！ブリティッシュイングリッシュが喋れるのはカッコイイ！

 

コッチはどんだけ頑張っても上海語だ。。『ノン　サニー？』

 

上の記事でも書かれているのは『英語圏の留学経験者』の話だと思う。

 

『中国留学生』の話なんて話題にもならない活躍ぶりだ。

 

英語圏の留学生でポンコツって言われてるんだから、

 

中国留学生なんか、、どう表現すればいいのかな。。あえて言うなら『アイヤー』だな。

 

 

よく言われるのが『日本の大学に行くか、留学するか迷ってる。』って聞きますよね。

 

僕は、日本の大学に行った事が無いからドッチがいいのかなんて判断は出来ない。

 

勉強したい事が決まってる人は、行きたい大学が決まってるから迷わないよね。

 

僕もそうだったけど高校卒業して将来のビジョンが固まってる人なんか一握りです。

 

まったく何をしていいか分からない状態！

 

なんとなく大学も選ぶし、なんとなく学科も選ぶ人がほとんどです。

 

なーーーんもやりたい事が見つからなくて、、、

 

嫌々中途半端な大学に行って嫌々勉強する4年間を選ぶんだったら

 

留学するのもアリだと思います。

 

留学をすると何が良いかって、行っただけで勉強になるんです。

 

そして、凄く『個』を見られるようになるので自分を見つめ直す事が出来ると思います。

 

自分は何が好きなのか？自分は何者で何が出来るんだ？

 

誰かに頼ろうとするんじゃなくて自立心が強烈に芽生えます。

 

精神的に凄く強くなれます。

 

言葉なんか気にしなくて大丈夫！！1ヶ月も経てば慣れる。

 

言葉が通じないのが楽しくてしょうがなくなります。

 

あのね。キレイな発音なんか気にしなくていいんだよ！！

 

重要なのは伝えようとする努力と勇気です！！

 

日本人が日本語を話してても何言ってるか分からん人がいるように

 

海外でも発音が悪い人はいくらでもいます。発音が悪くたって聞き取ろうとしてくれます。

 

中国では『チッ！』って舌打ちされますけどね。。

 

留学なんて誰でも経験できる物じゃないから34歳になった今も留学時代の事を思い出すし

 

僕にとって凄く大切にしている自慢の時間です。

 

 

右が僕です。若いでしょ？旅行先にガイドさんが撮ってくれた意味が分からん写真です。

 

今の仕事に中国語は一切使わないし、中国との商売も一切無いけど･･･

 

強靭なメンタリティーを獲得しましたね。

 

危ないギャンブラーが言った『勝つまで負ける！』精神です。

 

言葉が不自由な状態でも中国人と交渉できるし！想いを伝えてきたんだから

 

日本に帰ってきて日本人に日本語で伝わらない訳がない！！

 

って言う意味がわからん自信があるんだと思います。

 

 

 

留学は就職に有利か不利か？

 

どんな所で働くかによると思うんだけど･･･

 

ハッキリ言って大企業の新卒採用とかは不利だと思う。

 

日本の企業は型に填めるからね～。

 

留学経験で自由な発想になってる人達を許容できるキャパはないかも。

 

たまーーに、本当に自由過ぎる人がいるのも事実です。。

 

『普通』って言う価値観が海外に出ると変わるんです。

 

大学でて新卒で就職して我慢しながら給料の為に働くのが普通？

 

皆の普通ど真ん中で居たいなら普通に日本の大学に居た方がいいと思う。

 

普通は普通で難しい事だから。

 

留学生の就職だと、留学先でメチャメチャ勉強頑張って、日系企業に就職しちゃうのがいいかな。

 

そこで凄く頑張ってたら、日本に呼ばれて今は凄いポストで働いてる友人もいます。

 

一気に出世しちゃったので同年代の人達に嫌われてるらしい。。。

 

『それでも、中国のギトギトした人間関係に比べればカワイイ』って言ってましたよ♪

 

って事は日本の大学に行くのも！留学するのも！

 

何事にも前向きに頑張った奴が一番って事だ。

 

そして、真剣に楽しんだ奴が勝つって事かな！！

 

 

留学生がポンコツなのかどうか分からんけど･･･

 

僕は間違いなくポンコツでしたね。

 

留学時代は胃腸が弱いのに食い意地はってるので、中国特有の不思議な食べ物にトライし続けた結果！

 

3ヶ月に1回くらい急性腸炎にかかって入院してました。

 

中国人に『お前ソレ食うの？マジ？俺でも食った事ないぞ。』って何度も言われた事あります。

 

体はガッリガリです。身長174ｃｍで体重53キロしかありません。。

 

見事なポンコツ写真です。。

 

でも不安だぜーーー、、言葉が通じない病院に入院するの。しかも中国！！

 

友人がインフルエンザで入院した時に僕が付き添いと通訳で一緒に行ったんだけどさ。。

 

『お尻に筋肉注射するからシリを出せ！』ってイカツイ看護婦さんが言うから

 

高熱でフラフラになってる友人のズボンを下ろして、汚いケツを出したら･･･

 

そのイカツイ看護婦さんが、何を思ったのか

 

注射器をオシリに向けて投げたんです！！

 

ブッッシュ！！！

 

友人：『痛っーーーーー！！！』って言ってガクッと気を失いました。。

 

爆笑が止まらない僕は、、クスクス笑いながら看護婦さんに聞いたんです。

 

モジャ：『・・・フフっ、嫌！嫌！流石に投げるのはアカンやろ！オモロイけど！』

 

すると看護婦さんは真面目でチョット不機嫌な顔で言いました。

 

看護婦：『筋肉の深くまで刺した方が効くでしょ！！きっと･･･』

 

愛だったんです。

 

それは、看護婦さん的に『早く治るように願いを込めた』愛だったんです。

 

文化の違いの恐ろしさを知った訳です。

 

友人はそれから3ヶ月間、汚いケツにモウコハンのようなアザが消えず悩んでいました。

 

こういう話は、いくらでもあるのが留学生だね。。。

 

留学は、間違いなく楽しい！！！行って来い！！